◆ 冬のスポーツ
ワタクシにとって冬のスポーツといえば、スノボーやスキーではありません。
マラソンとラグビーです。
ラグビーは、観戦だけですが。
第88回東京箱根間往復大学駅伝競走、通称、箱根駅伝。
往復217.9キロを10人で襷で繋ぐ。
平均1人約22キロを走る。
昨年、21秒差で東洋大学が早稲田に振り切られ優勝を逃し、三連覇が途絶えた。
今年は、その悔しさをバネに1年間の猛練習。
往路・復路・総合の全てを驚異的な新記録で塗り替え、優勝した。
8分15秒も更新し、10時間51分36秒でゴール。
主将の柏原竜二選手は、山の神と呼ばれ、往路5区の高低差800m以上の山を走る。
まるで山登りのようなコースを1時間16分39秒で
自らの記録を破る。これも新記録。
あまりにも強すぎた東洋大学、あっぱれです。
福島県出身の柏原選手。
試合後のインタビューで、
『僕が苦しいのは、1時間ちょっと。
福島の人に比べたら全然きつくなかった。』
これ以上のメッセージは、ないでしょうね。
二日間、テレビにくぎ付けでした。
う~~ん、走りたい。
もうひとつのドラマがあった。
神奈川大が、9区から10区への中継でアクシデントに見舞われた。
9区鈴木駿(3年)が、中継まであと10メートルほどのところで脱水症状のため転倒。
繰り上げスタートになるまで20秒を切っていた。
1度起き上がったが再び、あおむけにひっくり返った。
何とか立ち上がり、フラフラになりながらも10区高橋俊光(4年)にたすきをリレー。
繰り上げスタート時間ギリギリで間に合った。
鈴木は「転倒したときは、アレッと。視線が合わない感じで、
なんで下半身に力が入らないんだろうと思った。
最後に引っ張られたのは覚えている」といい、
しばらく休んで回復し、ゴール地点で仲間に合流した。
高橋は「繰り上げにはならないと思ったのに転び始めて、
頭が真っ白になった。繰り上げ用のたすきは持っていませんでした。
ぎりぎりでつなげてよかった。
最後は手を伸ばして取りました」と振り返った。
(以上、サンスポより)
勝者だけではない、それぞれのチーム、それぞれの選手一人一人に
いろんなドラマが繰り広げられる。
襷を繋ぐ、まさしくこれが『絆』です。