◆ 大正区もいよいよメジャーデビュー
沖縄・那覇のNHK沖縄放送局にて1月19日、
2012年10月よりスタートする平成24年度後期連続テレビ小説の制作発表記者会見が行われた。
現在放送中の「カーネーション」、4月スタートの「梅ちゃん先生」に続いて、
87作目となる連続テレビ小説のタイトルは「純と愛」に決定。
昨年大きな話題を集めたドラマ「家政婦のミタ」(日本テレビ系)の遊川和彦氏を脚本に起用し、
大阪市大正区と沖縄の宮古島を舞台に、現代の“結婚”、親子や地域との絆を描く。
現代を「孤族の時代」と表現することがあります。
人づきあいが苦手で、買い物はインターネット、適齢期の男女の半数が恋人を作らない時代です。
一方で、震災以降、結婚ブームが起きました。
困難に直面した時、頼りになるパートナーの「ぬくもり」がほしいと思う人が
増えたからだといわれています。
今回、ドラマの舞台となるのは大阪市大正区と沖縄県の宮古島。
大正区を含む大阪ベイエリアは、ドーム球場や大型レジャーランド、
高層ホテルが集まる最先端地域ですが、一方で渡船が行き交い、
昔懐かしい下町風情が残る「人情の厚い」地域でもあります。
また、大正区は古くから沖縄県出身の人々が多く移り住み、
大阪と沖縄の文化が融合する興味深い地域です。
もうひとつの舞台、沖縄県・宮古島は、世界有数のサンゴ礁や美しいビーチ、
年に一度のトライアスロン大会で世界中に知られた島です。
一度会えば家族のように接してくれる島民の大らかな「やさしさ」にひかれて、
アスリートたちや観光客が毎年集まる場所です。
今年5月15日、沖縄は本土復帰40周年を迎えます。
この記念すべき年に、大阪の「人情」と沖縄の「やさしさ」を背景に、
今だからこそ大切にしたい、人と人との「絆」を描きます。
■ ストーリー
「舞台はハイビスカスの咲き乱れる沖縄・宮古島から人情の街・大阪へ」
2006年初夏、大阪の一流ホテルの採用面接会場に狩野純(22)の姿がありました。
純の家は祖父の代から宮古島で小さなホテル「かりゆし」を経営。
今は大阪出身の父・正高(50)と宮古美人の母・晴海(47)が継いでいます。
グータラな兄・正文(26)と弟・正行(20)に挟まれて、しっかり者として育った純は、
幼い頃から祖父のホテルを「人を笑顔に変える魔法の国」と思い、憧れていました。
それなのに、卒業後実家を手伝いたいと父に申し出ると、
お前はダメだと言われ大喧嘩!「ならば、でっかいホテルの社長になって見返してやる!」と
啖呵を切り、大阪のホテルに就職します。
*「大阪下町での運命の出会い!」
大阪に出た純は大正区のアパートで独り暮らしを始めます。
近くの沖縄食堂(夜は串揚げ居酒屋)に通うようになると、
そこで出会う人情豊かな常連さんたちと「いちゃりばちょーでぇ(出会えばみな友達)」の
精神でつながっていきます。
ある日純は、職場の宴会場で行われた有名進学校の同窓会で、待田愛(25)と出逢います。
愛は、著名な弁護士・待田勝也(55)の息子でした。
昔、弟の純(享年16)を自分の身代わりに死なせたと思い込んだ愛は、
家を飛び出し、就職もせず、弟の夢だった沖縄巡りの旅を続けている変わり者でした。
愛の孤独な心を読み取った純...そして闘う女・純の孤独を理解した愛...
ふたりの恋が始まります。
*「ホテルが舞台のふたりの奮闘記!数々の苦難を乗り越え夢を叶えます!」
純には次々と困難が押し寄せます。ホテルは外資の買収によりクビ。
それでも「いつか自分の理想の民宿を作り上げたい」と心に決めた純は、
大正区の小さなホテル「グランド大阪」に再就職。修行を重ねながら、
寂れたグランド大阪を再生させようと奮起します。
しかし、すっかりやる気を失っているオーナー・上原信代(52)や、
屁理屈ばかりの先輩社員たちのおかげで純は悪戦苦闘の日々。
愛はそんな純を全身全霊で支えます。ふたりは愛を深めながら、
降りかかる難題や結婚への高いハードルを乗り越えゴールインします。
しかし、新婚生活をスタートさせたとたん、実家が倒産。
宮古島の家族が新婚家庭に転がり込みます。
また、グランド大阪にも廃業の危機が訪れます。
純と愛を中心に、お互いの家族や大阪下町の人々を巻き込んだ物語が繰り広げられていきます。
■ 放送予定・スタッフ
放送:平成24年10月1日(月)~平成25年3月30日(土)(全151回)
制作スケジュール:平成24年1~2月 ヒロイン・オーディション
3月 ヒロイン発表
5月中旬 クランクイン予定
全151回、一年半も放送するんですね~。
主人公・純の実家が『かりゆし』という名のホテルだったり、
なにか縁がありそうなことばかり。
いよいよ、大正区がブレイクする、その時が来ました。(笑)
秋が待ち遠しいです。
NHKさん、なんか肝心なこと忘れてないかな?
・・・・・・ワタクシに挨拶がないなぁ~。(笑)