ハッチャンの「大正区で沖縄三昧」

◆ アスベスト障害防止セミナー




先週の土曜日に、アスベスト障害防止市民セミナーへ行って来ました。

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アスベストは、わが国では、石綿(せきめん、又は、いしわた)と呼ばれ、

天然の繊維状鉱物の総称でもあります。

語源はギリシャ語のasbestos(永久不滅)。





顕微鏡レベルで、長さと幅の比が3:1以上のものを石綿と定義している。




その直径は0.02から0.06ミクロン(1ミクロンは1mmの1000分の1)であり、

「髪の毛の5000分の1」という非常に細かいものです。





これだけの小さなものなので飛散し浮遊しやすく、

その空間に居るといつの間にか吸ってしまうことになります。



アスベストは、結晶化しており安定した物質で、アスベストそのものには毒性はありません。

飛散したアスベスト繊維を吸入すると繊維が肺の中に残り、

アスベストの針状形状による物質的な刺激が、健康被害を引き起こすと言われています。




アスベストは、大きく分けて蛇紋石(じゃもんせき)と角閃石(かくせんせき)に分かれる。

2006年に岩石に重量の0.1%を超えて繊維状の石綿の成分が入っていれば製造禁止となった。




アスベストの特長としては、高抗張性、耐熱性、不燃性、耐薬品性、耐腐食性、耐久性、絶縁性、

耐摩耗性がある上に、安価という非常に優れた素晴らしい材料であった。




建築物、船舶、自動車、化学設備、

非常に多岐にわたり、3,000種類以上の製品に利用されてきました。




大きく工業製品と建材製品がありますが、9割以上は建材製品となっています。




建材製品については吹付け石綿、吹付けロックウール、

吹付けひる石(バーミキュライト)などの吹付け材、断熱材、耐火被覆材、保温材、

石膏ボードやスレート波板などの成形板等に使われました。

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がしかし、アスベストによる健康障害が明らかになってきた。

現在、アスベスト暴露に関連あるとして確認されている疾患は、次のようなものがあります。



・石綿肺
・肺がん
・中皮腫
・胸膜プラ-ク



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このような恐ろしい病気の発病の原因となっています。



おおむね25~40年の潜伏期間があります。





また、アスベスト暴露での肺がんに関しては、非喫煙者と喫煙者では、

50倍もの発症率の差があるという結果が報告されています。

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アスベストは、あまり日本国内では採れず、カナダのケベック地方、南アフリカ、

旧ソ連ウラル地方が主だった産地で、1974年のピーク時には、

国内へ年間35万トンの輸入量があった。




1930~2004年で約1,000万トンものアスベストの輸入量だったが、2006年以降は輸入量ゼロ。





現在も古い建物ではアスベストが残っているものがあります。



今回の東日本大震災で倒壊した建物にもアスベストが含まれているものも勿論あります。





そこに瓦礫の撤去作業員やボランティアの人たちがアスベストの危険性を分からず


マスクもせずに作業を行っていることがあるそうです。






これは、やはり地方自治体や国が主導し、

まず、アスベストの恐ろしさを現場に入る人に教育をし、

しっかりとした予防対策を行わなければなりません。




今回は、マスクの装着の仕方も教えて頂きました。

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それとアスベストに対する緊急災害時の対応マニュアルが

全く策定されていないのが現状ではないでしょうか。






このような市民講座を何度も開催し、市民にもっと知らせるべきものだと思います。


また、皆さんもこのようなセミナーへ参加することを是非ともお勧めします。
by hacchannt | 2012-02-27 08:46 | ★日々の出来事 | Comments(0)