■ 『アルプスのヒーロー』
沖縄の高校野球代表の私設応援団長を務めた糸数さん。
甲子園大会開催期間中、仕事を休むため、
職を変えること、なんと19回!
見事な徹底ぶり。
「筋金入り」という言葉は、この方のためにあるようなもの。
アルプスのヒーローとも呼ばれていた。
昔は羽織袴に高下駄の名物男だった。
沖縄2世大阪育ちの糸数さん。
1968年第50回夏の甲子園大会で
自分の出身校の興国高校(大阪)と興南高校(沖縄)が準決勝で対戦した時も、
裏切り者と同窓に責められながらも沖縄・興南の応援をした。
「自分には、沖縄の血が流れている。」
「宿命みたいなものを感じた。」
との弁だった。
このときの興南ベスト4の選手が奇しくも現在の興南の我喜屋監督です。
自分が果たせなかった夢を指導者の立場で生徒を育て上げ、
見事、初の夏の優勝と6校目となる春夏連覇の偉業を達成させた。
糸数団長は我喜屋監督が選手のときから今までずっと応援してきたことになる。
現在も毎回必ず甲子園へ行き、
若い者に負けない大きな声で沖縄の高校球児に声援を送る。
甲子園に行く度にいつも報道陣にインタビューをされています。
今も「団長、団長」と周りの人から慕われるほどの人気者で人格者でもある。
今回の優勝が決まった瞬間、顔をくしゃくしゃにして男泣き。
苦節50年の念願が叶った。
私も思わずもらい泣き。
周りを見るとやっぱりみんな涙があふれ、くしゃくしゃ顔、涙、涙、涙・・・。
どうぞ、お元気で、生涯現役で活躍して下さい。
今回もかりゆし応援団、どっぷり甲子園にはまってしまいました。
みなさんと暫しのお別れです。
次回は、来年春の選抜大会で甲子園でお会いしましょう。
(甲子園観戦マナー ―みんな楽しく応援できるようにちょっとした気配り―)
1)自分のゴミはキチンと持って帰る!
(立つ鳥あとを濁さず 次の応援団が気持ちよく応援できるように。)
※かりゆし応援団は毎回スタンドのゴミ掃除をして帰っています。
2)「あと一人」、「あと一球」コールは、ご法度、禁止です!
(プロ野球ではありません、相手校に対する思いやりもマナーのひとつです。)