◆ あれから一年
3月11日、午後2時46分。
あの大地震、東日本大震災が起こりました。
一年が経ちましたが、被災地は、それほど復興していません。
未だに残るガレキの山。
2,300万トンあるガレキが処理されたのは、僅か6%にも満たない。
2,300万トンという数字がどれだけの量か想像すら出来ない。
ガレキの受け入れを宣言したところは、たった3県。
東京都、山形県、青森県のみ。
世界中の国から、
『あれだけの震災の後、暴動も起こらず、日本の扶助精神は、素晴らしい。』
『日本人は、お互い助け合う心を持った素晴らしい国民だ。』
いろんな賛辞が伝えられたが、果たしてそうだろうか。
ガレキの処理は、もちろん放射線汚染量の検査をして、
被災地から受け入れを全国にお願いしている。
それにもかかわらず、受け入れを反対する自己中心的な住民が居るそうです。
その一部の反対者の為に、各都道府県は、二の足を踏んでいるようだ。
日本人には、「絆」があるという言葉は、どこに行ったのか?
遠くで対岸の火事としてやはり見ているのか。
余りにも悲しい。
その反対している人たちは、自分はひとりで生きて行けるとでも思っているのだろうか。
大阪は早くガレキ受け入れ宣言をすべきです。
なんなら、大正区で受け入れましょうか。
千島にある高さ33mの昭和山(しょうわざん)は、
約40年前に地下鉄工事で掘った土を盛って造った山です。
ガレキを山にし、土をかぶせて、二つ目の山、昭和山ならぬ、
平成山を造ろうではありませんか。
大正区から『いちゃりばちょーでー』の心で東北のちょーでーを応援しましょう。
先日、大正区役所のさわやか広場で開催されている、
『東日本大震災~被災地の子供からのメッセージ~』展に行って来ました。
昨年の震災から2カ月経った頃に書かれたメッセージです。
被災地に向けてのメッセージは、よくありますが、
被災した人、子供達からの逆のメッセージは珍しく思い、開催してすぐに行きました。
余りにも大きな津波の恐怖が恐竜になって襲いかかり、逃げ惑う人たちが描かれています。
また別の絵では、その怪獣のように襲いかかる大きな津波を
やっつける何かが現れて欲しいという願いが込められた、
正義の味方『むてきのバリアー』が紙一杯に描かれている。
画用紙一面に書かれた水・水・水。
その中かから、「たすけて~」という叫び声。自転車も家も何もかもが津波に飲み込まれている。
これも津波の凄まじさを表したスゴイ絵です。
ガレキ受け入れ反対者へこの絵を見せてやりたいです。
そんな人間は、この絵を見ても何も感じないのかな?
最後にお礼まで書いている子供のメッセージがあった。
優しい気持ちを持った子供に感動しました。
3/16まで開催されていますので、みなさん、ぜひ足を運んで下さい。