◆あれから5年 ~東日本大震災~
5年なんですね。
直接被害に遭っていない者には、この5年が短く思えるのかもしれないが、
今も仮設住宅での生活を余儀なくされている人にとっては、この5年は長いに違いない。
昨日、NHKで「風の電話」という放送をたまたま観た。
津波被害の大きかった岩手県大槌町の小高い丘にある1台の電話ボックス。
その中に線が繋がっていない黒電話が1台置かれている。
子供から大人、老人までも電話を掛け話しかける。
最初は一言もしゃべることも出来なかった人が、
次第にこの小さな電話ボックスへ入ると、素直に本当の自分の思いで、
応えるはずのない人へ電話をし話しかける。
亡くなった人には線では繋がらない、風で繋がる。
これを作った佐々木格さんと云う方は、なんという素晴らしい人なんでしょう。
思わず目頭に熱いものがあふれた。
いつ起こっても不思議ではないと言われている南海トラフ巨大地震。
先日、梅の花が咲く近隣の小学校で防災訓練が行われた。
筋原大正区長の挨拶。
区民防災講演会でも話されていましたが、
1秒以上の揺れの地震は、プレート型で津波が起こる。
地震発生から約2時間後に津波が到達する。
3階以上の階に避難をすること。
1秒、2時間、3階、・・・・・この1、2、3を津波の対策として覚えましょう。
小学校の一室に災害時の備蓄品が置かれている。
圧縮された毛布。
飲み水。
日用品等、参加の皆さんは興味深く見られていた。
消火器の使い方の演習。
このぐらい小さなときから学んでいたら、いざと云う時に大丈夫ですね。
運動場には煙体験テントが設置され、試しにみなさん入ってみる。
害のない煙を充満させて、たったこれだけの距離ですが
これが、中に入ると、全く何も見えなく方向感覚もなくなります。
こんな昼間で明るい時間にもかかわらず。
なかなか出て来ないので心配をする一幕も。
イスを利用した救助方法。
AEDの使い方の実演です。
時々見かけますが、使用方法を知っている人は少ない。
いい防災訓練が体験できました。
帰り路の公園で早咲きの桜が満開になっていた。
花は季節が訪れれば自然と咲く。
早く被災地にも本当の復興を願うばかりです。(合掌)
毎年ですが、応援ソングです。
大事MANブラザーズバンドの「それが大事」を映像と共にぜひお聴き下さい。
↓
被災地に立って(総集編)a>